中編映画『ゼロ・ウェイストPLUS~持続可能な暮らし~』
-
【上映情報】
英語字幕版オンライン配信(有料) “Zero Waste – Sustainable Life”
(英語タイトルをクリックしてご覧ください)
※国内販売期間:2022/4/29~2022/5/8まで・<名古屋> シネマスコーレ 9/11(土)~9/24(金)
・<東京> シネマハウス大塚 9/18(土)9/19(日)
・<大阪> シアターセブン 9/25(土)~10/8(金)
・<京都> 京都みなみ会館 10/1(金)~10/21(木)
・<東京> K’s cinema 2022年1/15(土)~1/24(金)
・<長野> 長野相生座・ロキシー 2022年1/21(金)~2/3(木)
・<長野> 東座 2022年1/22(土)~1/28(金)
・<大阪> シアターセブン 2022年2/5(土)~2/11(木)
Introduction
年間800万t以上ものごみが海に捨てられ続けている。プラスチックのゴミは年間1270万トン以上。その総量は5兆2500億トンにも及んでいる。
これらは細かく砕けたマイクロプラスチックとなり、今や全世界の食塩の中にもそれらプラスチックが検出できるようになっているのだ。
この増え続けるごみは、見方を変えると資源となる。
地球の中で還元化することが出来たら、限りある地球環境を持続可能な世界にしていくことができるのではないか?
この逆転の発想が出来たら、大きな飛躍のチャンスとなっていくだろう。
そのことを感じさせる希望ある取り組みをとり上げながら、持続可能な社会をどのように創造していくかを探っていく。
Story
徳島県上勝町は日本で初めてのゼロ・ウェイストを宣言した。
小さな町がどのようにして“ごみゼロ”に取り組んでいるのか?
ゼロ・ウェイストに取り組む個人、宿泊施設などの取り組み、微生物技術を活用したごみ処理場の取材から、持続可能な暮らしの在り方を問う。
【監督メッセージ】
今、地球は、待ったなしに気候危機が進んでいます。
この数年だけでも、2019年には巨体な台風15号、19号によって東日本では甚大な被害を受けました。
同時期に、南米でハリケーン・ドリアンが襲い、500名近くの方々が行方不明になっています。
また、インドのモンスーンでは、1600名以上の方々が亡くなっています。
2020年にはナイル川が史上最高位の水位となり、洪水で 100名上の方々がなくなりました。
そして、2021年には大寒波がヨーロッパ、ロシアなど北半球を襲い、ロシアでは2か月にわたって-40℃という超低温が続きました。
寒波と熱波。
干ばつと洪水・・・。
地球で何が起きているのでしょうか?
今、私たちは、地球からのメッセージに応えて生活の仕方を根本的に変えていくことが求められています。
そのカギが「ゼロ・ウェイスト」・・・ごみを出さない生き方にあります。
私はそこに希望を見ました。そして、そこには真の豊かさがあることを知りました。
本当の豊かさとは何でしょうか?
そのことを知るためには、行動を伴った意識変革が必要となります。その変革が、日々の私たちの消費活動に影響していきます。
一人一人の消費から社会を変え、持続可能な生き方へと転換出来たら、地球の危機的状況を打破できる可能性があります。
その具体的な方向性を、生活レベルで、この作品で伝えたいのです。
そして、この地球を持続可能な世界にするのは、「生かされていること」への感謝が出発点にあるのです。
この映画によって人類が地球と共存できる生き方へシフトしていくことを心から願ってやみません。
映画監督 白鳥哲
Staff&Cast
-
- STAFF
- 製作総指揮
白鳥 哲 - 音楽
高橋 全 - 篠笛
小泉 なおみ - Violin
MISAO - Voice
Sound Artist maco - CG
田中 一弘 - 編集
森 隆倫 / 浜田 未央 - カラコレ
齋藤 直彦(ヨコシネ D.I.A.) - サウンド整音
Cinema Sound Works - タイトルデザイン
有限会社ブレス - 制作
冨永 江美 / 成田 健 - 制作デスク
中村 行宏 / 末平 かおり / 長谷部 孝
-
- CAST
- 武本 匡弘
- 坂野 晶
- 溜本 弘樹
- 片山 初枝
- 菅 翠
- 東 輝実
- 益永 由紀
- 芳川 太佳子
- 遠藤 稔
- 氏本 長一
- ナレーション 白鳥哲
-
- 撮影協力
- NPO法人 気候危機対策ネットワーク
- 徳島県 上勝町役場
- NPO法人 ゼロ・ウェイストアカデミー
- 日比ヶ谷ゴミステーション
- くるくる工房
- Cafe polestar
- 蟹屋
- あやべ吉水
- 峡南衛生組合
- エコストア パパラギ
- 小麦工房 Plum
- 大久保豆腐店
- 地球蘇生プロジェクト映画製作基金『ゼロ・ウェイストPLUS~持続可能な暮らし~』支援者628名
- 製作プロダクション OFFICE TETSU SHIRATORI
- 監督 白鳥哲
- ©OFFICE TETSU SHIRATORI / 2021
この映画は皆さまからの基金によって製作しました
ご支援いただいた皆さま
中編映画『ゼロ・ウェイストPLUS~持続可能な暮らし〜』製作基金 600名 + アーシアン基金者 28名
【感想】
映画を拝見して、今も魂が揺さぶられているようです。
私が小さい頃や、つい30年前ぐらいまでの生活の全てが蘇りました。
昔は川で洗濯をし、その水を下流の人が飲めたのです。川は5m流れるだけで浄化能力があったのに、今、その浄化槽の役割がなくなってしまった。
全ては自分たちの生活…、茶碗を洗うというところや、何を買うかというところから始まっているということを改めて見せてもらい、この20年間何をしていたのだと反省を深めました。なるべく化学的なものを使わないように、やれる限りのことをやっているような気がしていましたけれど、もう一度、台所から「生活の一番最初の水を汚さない」という意識を見つめ直そうと思います。
この映画は警鐘を鳴らし恐ろしがらせるのではなくて「こうすればいいんだよ」という希望を見せてくれて、心の中にこんなにも訴えてくれる。
白鳥監督の良心、愛を、映画という形で伝えてくださることにものすごく感激しました。
― 洗顔洗心塾、華都子塾 今野 華都子
今まで白鳥監督の作品を観て感動してきましたが、
この『ゼロ・ウェイストPLUS』ほど本当に身近な問題に迫った物は無く
「あなたは今から何をしますか」と、
すごく訴えられるようなそんな感覚を受けた作品はありません。
しかもそれは、特別な何かを持ってなければ出来ない、どこかに行かなければならないというのでは無く
「普段の生活の中から直ぐ出来ること」というところでです。
今、感動していて嬉しくはありますが、それ以上に明日からゴミをどうしようかとか、
もっと自分の在り方、生活の在り方、そのものを見直していくこと、
そこから地域、社会、そして、地球全体へ向けて自分が出来ることは何なんだろう…と
すごく身につまされるような思いでいっぱいです
― 一般社団法人 新脳力発見育成協会 山岡尚樹
自然の織りなす情景や、かかわる人々の言葉一つひとつが、
ストレートに胸に響いて、いつのまにか涙がこぼれ落ちている、
そんな作品に出会えたことを幸せに思います。
―はせくらみゆき(画家・作家)