映画を拝見して、今も魂が揺さぶられているようです。
私が小さい頃や、つい30年前ぐらいまでの生活の全てが蘇りました。
昔は川で洗濯をし、その水を下流の人が飲めたのです。川は5m流れるだけで浄化能力があったのに、今、その浄化槽の役割がなくなってしまった。
全ては自分たちの生活…、茶碗を洗うというところや、何を買うかというところから始まっているということを改めて見せてもらい、この20年間何をしていたのだと反省を深めました。なるべく化学的なものを使わないように、やれる限りのことをやっているような気がしていましたけれど、もう一度、台所から「生活の一番最初の水を汚さない」という意識を見つめ直そうと思います。
この映画は警鐘を鳴らし恐ろしがらせるのではなくて「こうすればいいんだよ」という希望を見せてくれて、心の中にこんなにも訴えてくれる。
白鳥監督の良心、愛を、映画という形で伝えてくださることにものすごく感激しました。