赤池キョウコ(イラストレーター)は、その体験を『マンガでわかる「西式甲田療法」』(マキノ出版)に記し、大阪市立大学教授(体育学)であった羽間鋭雄は、病気を克服する過程の「身体の軽さの実感」を語っている。次々と登場する体験者のリアルな言葉に、半信半疑の観客も引きこまれていくであろう。野生動物は傷を負ったり不調になった時に、何も食べずにいるという。断食によって「消化酵素」が節約され、体の浄化や修復の働きのある「代謝酵素」に振り分けられ自然治癒力が高まるのだという。「断食療法」は自然の摂理にかなった健康法と言えるだろう。